介護現場でのICT化の成功例

介護業務のICT化を検討してはいるものの、なかなか実行に踏み切れない施設も多いのではないでしょうか。確かに、活用するためには知識やスキルが必要になりますが、すでに導入している介護施設のなかには目覚ましい効果を上げているところもあるのです。

ICT化の活用事例を見ながら、導入することでどのようなメリットがあるのかを確認しましょう。まずは業務負担を軽減した活用例です。とある介護施設では勤怠管理や給与計算、給与明細などを人の手で行っていたため、発効までに1週間程度かかっていました。

しかしICTを導入することによって、同じ業務がたった2日で完了するようになりました。これまで事務作業に携わっていた分をほかの業務に回すことができるようになった結果、全体的な作業効率のアップにつながりました。

また、他の介護施設ではこれまでカルテや給与明細を紙媒体に記録していました。しかし紙媒体に記録するとなると、記録の際は手作業となるのでその分業務が増えることになりますし、その紙を準備するためのコストも膨大なものとなります。

さらには多量の紙媒体を保管しておくための場所も必要になり、たくさんのデメリットが生じます。ところがITを導入し、こういった業務をすべてインターネット上で行うことによって、用紙を準備するコストもゼロになり、業務そのものにかかる時間も大幅に短縮できました。

ICT化を導入することによる成功例を知ると、具体的なイメージが湧きます。導入を踏みとどまっていた施設は成功例を知り、その先にあるメリットを考えて検討してみるのもいいでしょう。